リベンジ
ずっと思いを寄せていた彼女にふられた。
自信のあった片思いの寂しい結末だった。
06年のジャパンカップ、府中にいった。
その年凱旋門賞でまさかの失格をくらった
ディープインパクトが出走していた。
勝てると思われていたディープ
よもやの失格で傷心してはいないだろうか?
なんだか自分と照らし合わせた。
そういえば彼女は競馬、興味あったんかな?
話したことはなかったけど
ディープインパクトは知ってるだろう。
このメンバーならきっと勝てると思った。
彼が傷心していなければだ。
スタートが切られた。
いつものようにディープは後方へと位置取りを下げる。
「いいんだ、それで」
いつものように泰然自若と。
コスモバルクが引っ張るがゆっくりとした流れだ。
「俺は大丈夫」
3コーナーから徐々に動くと直線では
やっぱりいつものディープインパクト
前を行く馬たちを次々に抜き去り
堂々1着でゴール版を駆け抜けた。
彼は傷心なんてしていなかった。
僕はどうだ。
失恋したぐらいで落ち込んで。
凱旋門賞の不名誉を見事1番人気で制した
ディープインパクト。
僕もまた新しい恋をしようと思った。
G1 ジャパンカップ 11月27日(日) 東京競馬場 芝 2400m
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