どんなネタを褒めてくださるかで大体わかるんですね。
光り物、煮物を好むお客様は大抵がすし好き。
「ツウ」なんて野暮な言葉は使いませんが、その傾向が強い気がします。
煮物のネタの代表といえば
「穴子」
でしょう。
言わずと知れた「穴子」は先代からの看板ネタ。
どんなネタも手を抜くなんて毛頭ありませんが(ボクは頭に毛がありませんが笑)、穴子を仕込む時は今だに緊張します。
その日の穴子の状態で炊き時間、味付けを考えます。
割なんて決まってないので、自分の勘が頼り。
そんな穴子をお客様が頬張って、喜んでくださった瞬間は、嬉しいというかホッとする瞬間です。

その、穴子、本日も渾身の想いで炊き上げました。
今夜はご予約ありません。
ご来店くだされば、この穴子も報われます。
お待ちしております♪