先代の頃のお客様が亡くなったという連絡でした。
体調が良くないとはきいてましたが、力尽きたんでしょうね。
「さかえ鮨」時代の初期から知るお客様がこれでいなくなったことになります。
ボクも子供の頃から知ってるし、修行時代の店にも来てくださった貴重なお客様。
大将が亡くなった時も自宅に弔問に来てくださって、枕元で
「大将、逝くの早いがや~」
って泣いてくださいました。
秋刀魚が好きでね、初物が入るとどれだけ高くても食べに来てくれました。
大将が最後に握った寿司はこのお客様に作った、楽山名物「松前寿司」
大将亡き後、ボクが作った松前寿司を食べて
「親父と同じ味や」
って言ってくださいました。
嬉しかったなぁ。
明日は定休日で告別式。
しっかりお見送りしてきます。
しかし、さかえ鮨時代のお客様、みんな定休日に告別式ってすごくない?笑笑
最後まで、「愛」あるお客様なんでしょうね。
