今日は暦の上では雨水。雪が雨に変わる時季という意味なんだそうです。
まだまだ寒暖の差が激しく春の訪れは近くはなさそうですが、1ヶ月もすれば桜の便りも届いてきそうですね。
毎日の仕込み。
ちゃんとした料理を提供しようとしたら仕込みをしっかりしておかなければなりません。
最近はおまかせ料理やお弁当のお客様が増え、以前より仕込みの量が増えました。
単品主体の頃は食材の下ごしらえをしておく程度。オーダーが入ってから調理に取り掛かるものがほとんど。でも、コースの場合はそういうわけにはいきません。先付からデザートまである程度の間隔でお出ししなければなりませんので仕込みはさらに重要になります。
仕込みだけではありません。手の込んだ料理を出したいのは山々ですが提供する段階で手間取る料理だと、これまたお客様をお待たせしてしまう要因になってしまいます。
調理場に何人もの板さんがいれば手の込んだ料理も出せますが1人では限界があります。
蕪蒸しの仕込みです。
楽山の蕪蒸しは蕪をおろして使います。大人数の時は蕪をおろすのにも一苦労です。
それでも提供する時はセットして蒸して餡をかけるだけ。それほど手間ではありません。
仕込みで手間をかけるか提供する段階で手間をかけるか、なんですね。
両方手間がかかると料理をお出しするのに時間がかかりすぎてしまいます。献立を考える上で考慮する点でもあるのです。
美味しいのは当然。手間をかけるのも当然。お客様に喜んで頂けなければ意味がありません。
実は、毎日が葛藤なんです(笑)
今日もそんな仕込みがたくさんあります(笑)
さて、頑張りますか。