元プロ野球選手、清原容疑者が逮捕されて1週間が経った。
あれから毎日、新聞等の記事を読むたび悲しくなって力が抜ける。
現役時代525本ものホームランを打った大打者がこんな風にならなければならないのだろう。悲しくて仕方がない。
やってはいけないことをやったのだからそれはもちろんしょうがない。
でも、もっと罪なことがあると思う。
それは友人、知人への裏切りだ。
高校時代の盟友、桑田真澄さんがインタビューで言っていた、清原氏が数年前に言った
「俺には一切関わるな」
という言葉。悪い噂を聞く度に清原氏に忠告していた桑田さん。友人のことを想ってのことだと思う。ボクの持論だが人の縁は自ら切るものではない。桑田さんの忠告を聞いていたら…。
もう1人の同学年の友人、元横浜、メジャーリーガーの佐々木主浩さんも数年前に覚せい剤の真偽を問うたところ、絶対にやってないと答えたそうだ。佐々木氏は裏切られた思いだとコメントしていた。そうだと思う。友人だからと言って何でも話すこともないかもしれないが、腹を割って話が出来ない奴はボクも友人とは思いたくないし裏切るなんて以ての外だ。
タレントのダウンタウン松本さんも同様にことをコメントしていた。テレビ番組の中で堂々とやってないと答えた清原氏、視聴者、スタッフ、共演者を馬鹿にしている。しかもギャラまでもらって。全くもってその通りだと思う。
そして、何より清原氏自身の家族。病気を患っている母親。別れてはしまったが2人の息子たち。ファン以上に悲しいのは間違いないだろう。
ここにきて、現役時代に護摩行を行った鹿児島、最福寺の住職が更生に向けて手を差し伸べてもいいという記事も見た。まだ、彼を見限ってない人もたくさんいるのも事実。
桑田氏の言葉を借りればまた、人生の逆転ホームランを打ってもらいたいと思っている。