今年はコロナの影響でどのスポーツも大変な事になっています。
夏の甲子園も中止。
名古屋場所もなし。
そんな中、プロスポーツとしていち早く開催できたプロ野球。
関係者各位のご尽力に感謝いたします。
野球が始まってふと思ったこと。
大将が亡くなって半年余り。
正直、送り出してから、寂しいとか悲しいとか1度も思ったことがありません。
実際、葬式でも涙ひとつ流しませんでした。
でも、野球を観てると、寂しさが少し込み上げてきました。
大将と野球の話ができない。
もちろん、お袋も大のドラキチ。
勝った負けたで一喜一憂はしますが、采配の話はできないんですよ。
大将と観戦してると、例えば終盤、無死一塁の場面。
「どうする?ここは送らせないかんやろ」
「ほうやな。1点勝負やでな」
とか
「そろそろ、ピッチャー変えないかんやろ」
とか
試合終了後も
「今日のポイントはあの走塁やった」
とか
「タラレバやけど、点取れるとこで取っとかんでこうなる」
とか、そんな話をいつもしていました。
大将と最後に野球の話をしたのは去年のプレミアの時だったと思う。
「今夜、ジャパンの試合やな」
「稲葉か。えー監督になったな」
ジャパンの優勝を観る前に死んじゃったけど、今頃、あの世で大好きだった高木守道さんと会ってるかもしれないな。
父方、母方のじいちゃんは大のドラキチ。
そのドラゴンズブルーの血がボクの体に流れています。
長女から昨夜、お袋にLINEが入ってたようで。
「いつになったらハマスタで勝てるんだろうね」
そういえば、最後の生野球観戦は去年のハマスタだったなぁ。
大野が満塁ホームラン打たれてさ。
大将、大丈夫や。
孫にもちょっとドラゴンズブルーの血が流れてる。
いつか墓前に優勝の報告します。
絶対、勝つぞ、ドラゴンズ!
