しっかりと務めさせていただきます。
大将、お盆までは仕事してたんですよ。
それから徐々に病気が悪化していきました。
ちょうど2ヶ月前に階段の上り下りが苦しくなり、楽山の2階からボクの契約している県営住宅に移り住みました。
お昼はたまに楽山まで車椅子で来てまかないを食べていました。
お袋が仕事を終えて帰宅すると、聞いてくるのはお店のことばかり。
「今日はいくら売れた?」
「お客さんは何人来た?」
「〇〇さんはいくら使ってった?」←リアルだなぁ(笑)
「忙しかったか?」
ボクには
「今日、市場に行ってきたか?」
「なんか、えー魚あったか?」
「そろそろ、あれ、でとらんか?」
「畑、行ってきたか?」
ほぼ、毎日でした。
ボク達が子供の頃から、店優先。
学校行事なんてきたことありません。
親戚の結婚式でも店休まないんだから。
そんな背中を見て育ちました。
所用で休んだのは昭和49年のドラゴンズが優勝した時。店を休んで日本シリーズに出かけたそうです。
それと、弟が少年野球の大会で決勝までいったとき。
店を休んで応援に行ったそうです。
野球ばっかやん⚾️
病気が悪化していきボクがすごく心配していたことは店の繁忙期に亡くなったらどうしようってこと。
大きな予約があったり、まして年末のおせち料理のときに亡くなったらもう、大変ですよ。
そしたらね、月曜日亡くなりました。
実は12日から3連休する予定だったんですよ。
マジで。
すし組合の全国大会に出かける予定だったのです。
月曜日は予約がありましたので店を開けました。
予約はやれって人でしたからね。
今日は友引なのでお葬式は出せません。
で、今日が通夜になって、明日葬儀になったのです。
結果、お客様に誰も迷惑かけずに済みました。
最期の最期まで、店のこと気にかけてくれてたんだと思います。
まさに商売人魂。
大将、えらい!さすが!
家族一同、ほんと、痛感しております。
さて、喪主の挨拶考えなきゃ。
