この春、体調を崩して種付けを中止していたのは知っていたけど、本当にショックだ。
ボクがまだ競馬を始めた頃、何気に観ていた競馬中継。
3歳馬の出世レース、淀の若駒ステークス。
大外から一頭、次元が違う脚で追い込んできたのがディープインパクトだった。
マジで、びっくりした。
後にも先にも、あれほどの衝撃的な脚を観たことがない。
主戦騎手の武豊さんはディープの走りを「飛んでいる」と表現した。
予想では一回も本命にしたことはなかったけど、今までで一番強い馬だと思う。
5歳で種牡馬入りすると、産駒が次々と勝っていく。
いつかディープの仔を持ちたいと思って始めた一口馬主。
願いが叶ったのが現4歳のレッドサクヤ。
桜花賞にも出走し、オークスでは12番人気で4着。
夢をみさせてくれました。
サンデーサイレスの最高傑作。
菊花賞の実況では関西テレビの馬場アナウンサーが
「待ってろ世界のホースマン!
これが日本近代競馬の結晶だ、ディープインパクト!」
と叫んだ。
凱旋門賞ではまさかの失格だったけど。
あれはショックだった。
日本の競馬を変えたディープインパクト。
引退してから社台スタリオンステーションにも会いに行ったなぁ。
凛とした中に、その勇敢な血が垣間見えました。
その血は仔へと受け継がれている。
ありがとう、ディープインパクト。
安らかに眠ってください。
合掌。
