しかし、暑いですねー。
まだ4月ですよ。
桜ですよ。
というわけで、若大将のキセキ4回目です(笑)
若大将のキセキ①
若大将のキセキ②
若大将のキセキ③
毎日、単調な日々に嫌気がさしてくるボク。
大学生の同級生たちが羨ましくてね。
だんだん仕事が嫌になっていきます。
「よし、もう一回勉強して大学に行こう」
と、思っちゃうわけです。
いろんな人に相談しました。店の事務のおばちゃん。友人、知人、のスナックのママ(笑)
で、高校2年の時の担任の連絡して会うことにしました。
日曜日の夕方でした。名古屋駅で待ち合わせして、どこか地下の店に入ったと思います。
「おい、佐藤、ビール飲むか」
2人でビールを飲みながらいろんなことを話しました。
仕事が嫌になったこと。大学に挑戦したいこと。
先生は、ずーっと話を聞いてくれました。
「そうか、どっちもいいけど、どっちも茨の道だぞ。嫌な仕事を続けるのも辛いだろう。でも、お前、何年勉強してない?酒もタバコも覚えて車を運転するとか遊びとか誘惑をたくさん覚えて、全て断ち切って受験勉強せないかん。その覚悟はあるか?」
と、言われました。ハッとしましたね。人生は茨の道。これは今でもボクの中でも思っていることです。楽な人生なんてない。
帰りの電車の中、車窓に写る自分の顔を見ながらいろいろ考えました。
友人、知人も板前をやめろっていう人は誰もいなくて応援してくれる人ばかりでね。
早くお前の料理が食いたいと。今付き合ってる友人は修行時代のボクの店に来てくれたヤツばかりです。よく学生の分際で、薄給の分際で来れたなと思います。みんな楽山も応援してくれてるし、有難い友人たちです。
で、自分の原点を考えました。一国一城の主になりたくてこの世界に入ったんですね。それを忘れてました。
それと、親のことも考えました。
進学校に行ったのに大学にもいかず、肩身の狭い想いをさせました。これで料理の道もケツ割ったらまた、悲しい想いをさせるかなと。
それで、思いとどまることになります。
よし、この世界でまた頑張ろうと。
いつか、店をやろうと。
そして、また原点に戻り頑張りました。
2年近く経った頃、事情が変わることになります。
では、次回(笑)
