明日も臨時休業ということで連休させていただきます。特に用事もないので久々、ゆっくりしたいと思います。
明日は3月22日。ボクがこの世界に踏み入れた日。
もう28年になるんですね。
そういえば、ボクが料理人になった話ってちゃんとブログに書いたことないですね。楽山も去年20周年を迎えたことだし、シリーズ化して書いておこうと思います(笑)読みたくないと思うけど(笑)備忘録も兼ねて。
子供の頃の夢はプロ野球選手(野球もやってないのに(笑))、お笑い芸人、ミュージシャン。音楽は特に真剣にやってましたね。歌詞を書いたり曲も作ってました。尾崎豊、浜田省吾、長渕剛、吉田拓郎、佐野元春みたいなシンガーソングライターを目指してました。でも、そんなに上手くないのが欠点。←なれるわけないじゃん(笑)
無事に高校進学して遊び呆けるわけです。地元ではちょっと有名な進学校だったけど。アルバイトに明け暮れましたね。喫茶店、ガソリンスタンド。喫茶店のバイトは従業員並みに入ってました。ホールではなく調理場で。コーヒーを淹れたり、サンドイッチなどの軽食を作っていました。料理人としてのスタートはここからだったのかもしれませんね。
当時、コックだった大先輩から言われるわけです。
「守弘、お前将来どうすんや」
「ミュージシャン」
「バカか、お前。親父さんの跡を継いで寿司屋になれ。大阪の叔父貴が寿司屋をやってるから紹介するぞ」
でも、ボクは全くその気がない。
だってシンガーソングライターになるんだもん。東京の大学に行って中退してプロになる←これ浜田省吾さんのパターン(笑)
それでもボクは当時、バイト先の大学生の先輩について遊んでばかりいました。勉強もせず。
当然、成績はボロボロ。
大学なんて夢のまた夢。その頃、ミュージシャンは諦めかけて日大の芸術学部の映画学科を受験して役者を目指そうとも思っていました。←これまたバカだねぇ(笑)
ある時、国語の先生から進路を聞かれます。
ボクは役者を目指すと答えました。
すると、先生は「どうだい?役者もいいけど店って舞台に立つ料理人になったら?」心憎いことをいう先生でした(笑)
担任の先生との面談。ボクは就職って進路希望に書きました。3年の時です。
ボクの思惑は就職って書いても、進学校だから大学を勧められるって思ったんですね。で、仕方なく受験勉強するって構図。したら、担任は
「守弘、就職ってなんだ?」
「ええ、家を継ごうと思いまして」
ボクの予想は「それもいいけどとりあえず大学行ったらどうだ」でしたが、先生は
「お、そいつは面白い。いいがや」
?(笑)展開ちゃうやんけ~。
「いや、でも大学にも未練があるんです」
「そうか、その未練をどう断ち切るのかだな」
って、就職の方向やん(笑)
で、自分で考えてみました。バイト先の大学生の先輩と遊んでいて思ったのが、大学行ってこんな毎日を過ごすのかって事。キャンパス行って適当に授業受けて、バイトして、車乗り回して、女の子ナンパして、適当に彼女作って。まぁ、こんな生活はいいかなと。
本当はもっと素晴らしい過ごし方もあったんでしょうが当時はそんな思考回路もない。
サラリーマンにはなりたくないしなれる性格でもない。親が自営してるし、自営がいいなと。たまたま寿司屋だったから料理人になったけど、理容師だったら理容師になったかもしれないし、セレクトショップだったらそうなったかもしれないし、別段料理も好きじゃなかったけど、まぁやれるだろうって軽いノリでした。
これがのちに苦労するんですね。
ではこの先は次回の講釈で(笑)楽しみにしないでください(笑)
