今年は気温が低いので鮎の量が少ないかと思えばなかなかの入荷数。
とりあえず、ホッとしております。
ところが、今年の鮎を食べたら、なんだか味がイマイチなんですよね。
楽山の鮎でも、他所で食べても。
いや、不味いわけじゃない。年中ある魚ではないので久々に食べると感動すらするのですが。
実は、大将も同じことを言っていて、鮎好きの大将が言うのですから、そうなのかもしれません。
市場でこのことを話したそうです。
そうしたら、なんと他の店の方も同じことを言っている人が居たそうで。
市場の話では、もしかしたら放流の鮎に原因があるかもしれないと言ってました。
通常は琵琶湖産の天然稚鮎を放流するのですが、今年は琵琶湖産が少なく、養殖の稚鮎を多く放流したのだとか。これが味に影響してるのではないか、というお話しでした(あくまでも仮説です)。
なるほど、そんなこともあり得るかもしれませんね。
昨日入荷の馬瀬川天然鮎です。

今年最高の鮎でした。
型、香り共に申し分なし。焼いていてもこれは間違いと確信できました。
お出ししたお客様にも喜んでいただけました。
鮎の味って毎年微妙に違うんだと、改めて勉強になったお話。
なるべく美味しい鮎を仕入れたいと思います。