おばあちゃんが亡くなってから独り暮らしをしていて、ミニチュアダックスを飼ってたんですね。
名前を、マミィと言いました。
さて、そのマミィ。おじいちゃんが居なくなって面倒をみる人がいなくて困ってたんです。
楽山では当然飼えないし、ボクは公団住宅の住まいなので飼えません。
おじさんたちもうさぎを飼っていたり、同じミニチュアダックスを飼っていてもマミィと仲が悪くて一緒に居られないとか、諸事情でマミィの引き取り手が見つからなくって。
そんな話をお客様にしたら、引き取り手を紹介してくださいましてね。相性がよかったのかすぐに話がまとまり、マミィの里親になっていただけました。
最初は割と近くに住んでみえたので散歩がてら連れてきてくれたりして顔をみることができましたが、旦那さんの仕事の都合で神奈川に引っ越しされたんです。当然マミィも一緒に(引き取られて名前は変わったみたいですけど)。
時々、連絡をいただいてましたがだんだん疎遠になって、ボクたちもマミィの存在を忘れかけていたぐらいでした。
去年の10月、久々に連絡をいただいて。
マミィは癌と闘病していました。
もうね、すっかりおばあちゃん。命があるうちに、1度連れて行くと仰られましたが、マミィにもうその力はなく、11月に息を引き取ったと連絡がありました。
本当に、いい子を紹介していただいて、おじいちゃんがいい子に育ててくれたからマミィちゃんは本当にいい子だったと言ってくださってね。
先日、マミィのアルバムと肉球の手型を送ってくださいました。

引き取られたばかりの頃から、亡くなる直前まで。
おじいちゃんが何でも食べさすのでマミィはめっちゃデブでね(笑)ダイエットして、美人になってました。晩年は白髪も混じって、すっかりおばあちゃんでした。
子供さんのないご夫婦にとってマミィは子供みたいなものだったと思います、しばらくして、またミニチュアダックスを飼われて、2匹は姉妹みたいだったそうです。
アルバムを見ていて、グッとくるものがありました。
この子はいい人生、犬生だったなぁと。きっと幸せな犬生だったと思います。いい飼い主に恵まれて、最後の最後までこんな風に可愛がってもらって。
動物嫌いなおばあちゃんが亡くなって寂しさ紛れにおじいちゃんが連れてきたマミィ。どうしてマミィと名付けたのか今でも謎ですが(笑)
人もワンちゃんも出会いが全てだなぁと痛感。
マミィよ、今頃天国でおじいちゃんと再会できたかなぁ。
里親のMさんご夫妻に感謝申し上げます。