気がつけば、それなりに忙しくさせていただきありがたいなぁと思っています。まぁでも、忙しい、暇だとか一喜一憂しないで静かに過ごしたいなと思っています。
先日、楽山の暖簾などを作っていただいたOさんが亡くなったお話をしました。
その時のブログはこちら
後日、喪主の娘さんからお礼の電話をいただきました。
葬儀に参列して直接お礼のお電話をいただいたのは初めてだったのでちょっとびっくりしたんですが。
娘さんとお話をするのは初めてで、生前、いや、丁稚の頃からOさんに気にかけてもらったこと。楽山開店の時の話。最後の暖簾を作っていただいた話をしました。
娘さんも一度だけOさんと楽山に来ていただいたそうです。
4、5年前にご商売をやめられてからもボクは礼節だと思ってOさんには年賀状を出し続けていました。毎年、年賀状を書く度に(実際には印刷だけど(笑))、Oさん、元気かなぁと気にはしてたんです。
今年もいつもの様に年賀状を出しました。年明け、娘さんが
「楽山さんって毎年年賀状いただいてるんじゃない?」
と、聞いたら、Oさん
「そうそう、この人は本当に義理堅い人でね」
と、おっしゃったそうで。
なんか、嬉しくなって思わず涙が零れました。
Oさんからはもう年賀状は来てなかったけど、そんな風に思ってもらえただけで、よかったなぁと思いました。
やっぱり、棺の中でも同じ様に言ってたんだと思います。
ボクの持論ですが、人の縁は自分から切るものではないと思います。切られるのはしょうがない。
だからボクは自分から縁は切らない。そんな風にお世話になった人とは接してきました。
お礼のお電話いただいてその思いが通じたんだなぁと思いました。
これからも、義理と人情を忘れず、人とのご縁を大事にして生きたいと思います。
最後の最後までOさんには教えていただきました。
Oさん、ありがとうございました。
安らかにお眠りください。
