静かな楽山でございます。
ところがやらなきゃいけないことが満載でして、結局、仕込みに追われています。

おからを炊きました。
あ、煮ることを「炊く」とも言うんですね。
味のないおからに旨味を乗せるのですから美味い具材が必要です。

楽山のおからには、葱、椎茸、人参、油揚げ、そして穴子のすり身が入っています。
このおから、若大将が修行したお店の定番メニューでした。
受け継いでボクもお出ししています。
以前は仕込んでない時もあったのですが、最近は切らさないように仕込んでいます。
ボクが修行した店のOB。たくさんいらっしゃるのですがいろんな事情で閉店された先輩も何人か。この間、ふと思ったんです。
この「おから」の味、誰か受け継がにゃいけないんじゃないかと。
仕込みも手間ですが、こういうの大事なことじゃないかなって。
なるべくおまかせやコースのお客様には少しづつ大事でもお出しするようにもなりました。
楽山の定番メニューとして。
案外、お好きなお客様も多いですしね。
真空パックにしてお土産にも対応しています。
いつか誰かにきっちり引き継ぎたいな、と思っています。