今夜はちょっと期待できませんね。
最近、楽山の中でちょっとした異変があります。
異変と言っても何かがおかしくなったとかじゃなく、売れるメニューが変わってきました。
何が売れるかって、「寿司」が売れるんです。
「そりゃ、寿司屋だから当たり前じゃん」
っておっしゃるかもしれませんが実はさかえ鮨から楽山にリニューアルして今が1番、寿司が出ていると思います。
大将がやっていたさかえ鮨時代、寿司屋といえど晩年は居酒屋みたいなものでした。もう、寿司だけではやっていけないからボクは和食を覚えるために日本料理店に奉公に出されたのです。
楽山開店したばかりの頃はお寿司より飲みながら一品料理をつまむ方がほとんど。帰られるまでに米粒を召し上がらない方もみえました。
一時期は寿司ネタの管理にすごく苦労したこともありました。
ところがここ最近、本当に寿司がよく出る。このゴールデンウイーク中も、先日の母の日もそうでした。インターネットで検索してご来店くださるお客様もお寿司をオーダーする方がほとんどです。
考えてみると、おそらく「寿司」「すし」なんかで検索をかける方が多いのでしょうね。「割烹」「和食」「日本料理」で検索する方は少ないのかもしれません。
ある一部の寿司屋の大将が
「寿司屋は終わった」
と言ってみえた方がいました。もしかしたらウチの大将も思っていてボクを日本料理の店に出したのかもしれません。
終わってませんよ、寿司屋。先日も書きましたがすし組合の方々は本当に寿司屋の未来を危惧しながら活動してきました。
やっぱりみんな寿司が好きなんです。日本人は、いや世界中の人が食べたいと思ってるんです。きっと。
楽山にはそして、寿司プラス和食があります。ふわふわのえびしんじょう、毎日とる出汁。旬の魚の塩焼きに煮付け。ちょっとした創作料理。
全てはお客様の美味いのために。
今夜もお寿司が出るといいな。
お寿司ってやっぱり美味いんです。
