まぁ、殆どがお世辞だと思って軽く聞き流してますが(笑)
正直、ボクは不器用で決して腕のいい料理人だとは思っていません。
センスも無いし美的感覚も秀でてるとは思いません。
ボクを支えているのは経験と想い、情熱、喜んでもらいたい。それと美味いか不味いか。
そんなところです。
昔、週に5日は通ってくださる常連さんがみえまして、ご飯を食べにみえるんです。あんまり寿司は食べない。
ビールをたらふく飲んで、ご飯、おかず、味噌汁。
おかずがまた、メニューにないものをオーダーされるんです。
トンカツくれ、とか半熟の目玉焼きを作れとか。
鍛えられました(笑)
そのお客様に1番褒めていただいたのが、これ。

キャベツの千切り(笑)
自信あるんですよ、これ(笑)
「こんな細かいキャベツは見たことが無い」
って、驚かれました(笑)
コツはあるんですけどね。
先ず、芯を外して、葉っぱを剥がします。そして葉っぱの太い筋も全て外します。
これだけ(笑)
あとは細かく千切りに。
さっと水に晒して完成です。
小僧の頃、まかないでキャベツの千切りを嫌ってほど切りました。
指も嫌ってほど切りました(笑)
その賜物ですかね。
唯一の自信の匠の技です(笑)
オーダーしてください。渾身のキャベツの千切り、お出ししますよ(笑)