佐藤哲三。

騎手生活26年のベテランにも差し掛かる年齢。まだまだ騎乗できたはずですが2年前の落馬負傷によって引退を余儀無くされました。
佐藤ジョッキーといえば、派手では無いがいぶし銀のイメージで勝負強いジョッキー。
思い出深いのは、タップダンスシチーでのジャパンカップでの逃げ切り。エスポワールシチーでのフェブラリーS。それと宝塚記念のアーネストリーでしょうか。



後方待機ではなく、先行抜け出しを身上とするスタイル。
競馬の王道だと思います。
落馬による負傷は全身にも及び、いく度となく手術を繰り返し復帰に向けて全力を尽くしたそうですが、医師による判断で騎手生活を終えることに本人も無念極まりないことでしょう。
引退会見で佐藤ジョッキーは
「ファンのために馬券圏内に入る騎乗を心がけていました」
とコメント。
印象に残るコメントでした。
ファンのために、お客様のために。
ボクの仕事にも通じる言葉です。
てっちゃん、お疲れ様でした。
これからも競馬界のためにご尽力を頂きたいです。