「あしらい」
なんて言ったりします。
お造り、お椀、焼物などに添え物、飾りなどですね。
刺身のつまやお椀の青み、焼物のレモンなどもその類です。

これはご存知ですか?
紅蓼と言いまして、お刺身に使う「あしらい」ですね。
食べた事はありますか?
独特の辛味と苦味を感じます。生ものを食べた時の解毒作用もあるとされています。

これは「鮎蓼」とか「笹蓼」とか言いまして、主に鮎の塩焼きに添えられたり敷かれたりしています。
この笹蓼も独特の辛味と苦味があります。
焼いてあればまずないことですが、川魚には寄生虫がいる場合がありまして、これもまた解毒作用の意味があるんでしょうねぇ。
また、この笹蓼を使って「蓼酢」を作って鮎の塩焼きに添えることもあります。
蓼食う虫も好き好き
と言うことわざがありますよね。
この蓼の事なんです。
こんな苦くて辛い葉っぱを好んで食べる虫がいる、人の好みは様々だという意味です。
「ちょっと、あのカップル見てみなよ、あんな綺麗な彼女なのに彼氏の容姿がさぁ」
「あら、本当だ。蓼食う虫も好き好きだねぇ」
なんて使い方でしょうか(笑)
何処かで、紅蓼、笹蓼を見かけたら少し食べてみてくださいね。きっとこのことわざの意味がわかると思います。