寒くなりますと、熱いもの、とりわけ熱燗なんてのがオツでもあります。

さて、これは?

ふぐのひれ酒です。
ただいま、楽山ではふぐ祭り開催中(笑)お好きな方にはたまらないお酒でしょうね。
このひれ酒、実は楽山の人気メニューというか褒められることが多い一品でもあります。
臭みがなく、香ばしく美味しいと。
あたし的には普通に仕込んでるだけですけどね。
実は、あたしはふぐのひれ酒、好んでは飲みません。あまり好きでもない。だからかな、ちょっとでも美味しくなるように手を抜いてないんですね。
捌いたふぐのひれは数日、ぬめりが取れるまで水を変えながら冷蔵庫に保管します。
その後は、さらに包丁でしっかりぬめりをこそげ取り、二枚に剥ぎとります。
これをバットに貼り付け、天日でしっかり干し上げます。
これを焼き台で丁寧に一枚づつ焼き上げ、ひれ酒にするのです。
どうですか?結構手間がかかってるでしょう。
もしかしたら、この手間が美味しいと褒めていただける要因かもしれませんね。
ひれ酒を飲む時にマッチで火を付ける人がみえますが、あまり意味がないような気がします。アルコールを飛ばすといいますが、蓋を開ければ十分アルコールは飛びますからね。
ま、パフォーマンスかなぁと思います。
ふぐのひれ酒がお好きな方、ぜひ楽山にてご賞味ください。