
歌舞伎十八番のひとつ「助六所縁江戸桜」の主人公「助六」に由来します。
助六の愛人は吉原の花魁で名前を「揚巻」といいます。
揚巻の揚がいなり寿司、巻を巻き寿司になぞらえてこの二つのお寿司の詰め合わせを「助六」と呼ぶようになりました。
「揚巻寿司」と言わず「助六寿司」となったのは江戸っ子らしい洒落ですなぁ。
この助六寿司。昔は運動会や会合、お通夜の寂し見舞いなどによく使われましたが、最近はほとんど注文がなくなりました。
出前やお店で召し上がる方も少なくなりました。ですから楽山では主に予約で対応しております。
ご注文が少なくなった理由のひとつに葬儀場でのお葬式が増えたからでしょうね。ほとんどの葬儀場では寿司店や料理店と提携してましてそちらに注文されるからです。
昨今では既製品の油揚や巻き寿司の具材も出てまして仕込みの手間が省けましたが、美味しくないんですよね。楽山では油揚もかんぴょうも玉子焼きも、もちろん手作りで提供させていただいてます。
頬張るとジュワッと甘辛い味とすし飯が絡み合ってなんとも言えない美味しさが広がりますね。
懐かしい味でもあります。
葬儀場がOKしてくだされば楽山でも助六寿司、初七日、おときのお料理も対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。