
飛び込んできたのは一宮競輪廃止のニュースである。
ボクは競輪はやらない(ギャンブル好きだと思っている方も多いかもしれませんが競馬以外、パチンコも麻雀もやりません)けど一宮で生まれ育ったので感慨深いものがある。
学生時代、競輪場の近くの喫茶店でアルバイトをしていたのだが競輪開催日の最終レースの後は大渋滞で身動きできなかったくらいだったのに。
なぜ廃止なのだろう。
ボクなりの推測だ。
一宮競輪を支えてきたのはおそらく地元のファン、多くは繊維関係の自営の方がほとんどだと思う。
撚糸屋さんや機屋さんのオヤジさんたちが仕事を奥さんや女工に任せて競輪に行く。それは普通の光景だった。一宮は戦後、繊維で復興し発達した。
でも今やその繊維業界も大不況。人工こそ増えてはいるが勤め人の人がほとんどだろう。
サラリーマンが多くなったため、遊びに回す余裕がなくなった。もちろんレジャーの多様化も原因であるだろうが。
この流れはボクたち飲食業にもきている。接待などが主流だった店に閑古鳥がないている。
対岸の火事ではない。
何か考えねば大変なことになるだろう。
時代にのれるかのれないか、決断の時が近づいているような気がする。