
ドラゴンズの谷繁元信選手が史上最年長、最遅、最低打率での2000本安打を達成した。
最遅、最低打率と書くと一見、良くは見えないが、それだけ長くやってきた証拠であり、それもポジションで1番きついと言われる捕手でのことだから本当に価値のある記録だと思う。
谷繁選手は1970年生まれ。ボクより一つ上で島根の江の川高校時代から強肩、強打の捕手として甲子園を沸かし卒業後、当時の大洋(のちの横浜)に入団。入団直後から1軍で活躍、その後レギュラー定着し2001年ドラゴンズにFAで移籍した。
横浜時代、抑えの「大魔神」佐々木投手のフォークが捕れず、血の滲むような練習をしたのはあまりにも有名だ。
「報われる努力はある」
敢えてこう書こう。
努力が全て身になるとは思っていない。だが、谷繁選手は報われようと努力したのではなくプロとして生きていくために当たり前の事をしたまでの事をなんだと思う。
でも、大記録を達成した谷繁選手に一抹の悔しさを感じたのはボクだけだろうか。現在のドラゴンズの体たらく。まだ最近まで球団史上最強だと言われた面影は微塵もない。
監督が変わるだけでこうも変わるのだろうか。
強かったチームをわざわざ弱くしてしまう球団幹部に怒りを覚える。
谷繁選手よ、これからもその闘志でチームを鼓舞して欲しい。