競馬の2010年の年度代表馬が決まった。ブエナビスタである。昨年はG12勝。ドバイへの遠征も含めすべてのレースで連帯。代表馬に選定もうなずける。去年はJCで降着という憂き目にあったが今年はクリーンな競馬を期待したい。
さて「特別模範騎手賞」というのをご存知だろうか。
JRAの騎手部門の1つで、東西のどちらかで「勝利数」「獲得賞金額」「勝率」のうち5位以内に入りなおかつ制裁点が0点の騎手が受賞できる賞である。
制裁点とは競馬騎乗において走行妨害などの危険な騎乗などをしたときに課される点であり、年間通じて好成績、およびフェアプレーに徹しないかぎり獲得できない賞が「特別模範騎手賞」なのだ。
JRAでは過去3人し受賞しておらず昨年、藤田伸二騎手が2度目の受賞をした。2度目の受賞は史上初。快挙である。(あの武豊騎手ですら受賞したことがない)
しかし、マスコミでの取り扱いが低すぎる。史上初の記録。もっと大きく報道してもおかしくないと思う。
藤田伸二。ボクは好きなジョッキーのひとりである。年も同じだし、何より競馬がクリーン。イメージに合わないかも知れないがフェアプレー賞の獲得も史上最多。著書もほとんど読んでいるが競馬を愛しファンを大事するすばらしい騎手だと思う。(ボクに初めて37万馬券をもたらしてくれたのが藤田騎手。ここからが競馬に嵌った始まり)
昨年のJCダートで1番人気トランセンドに騎乗し見事1着。勝利インタヴューで
「人気に応えれてホッとしています」
とのコメントが印象的だった。自分の勝利よりファンの応援に応える。1番人気を背負うのはプレッシャーだと思う。すばらしいジョッキーだと思う。(もちろん馬券はゲット)
JRAはこういう騎手をもっと大事にすべきだ。世の中、本質を見抜く人が非常に少なくなっている気がする。
さて今日のシンザン記念。藤田騎手が騎乗するのはツルマルレオン。前走の未勝利戦で圧巻の競馬。京都のマイル戦も実績があるし藤田騎手の手綱さばきに注目だ。