昨日は可愛いお客様にご来店いただきました。
知人の会社の社員さんのご子息。
なんでも、将来、寿司屋になりたいそうで、連れてきていいかと以前聞かれていました。
もちろんですとも。
いやぁ、寿司屋になりたい子って、このご時世にいるんですね。嬉しい限りです。
回転寿司には行ったことはあるそうですが、寿司屋のカウンターは初めて。
緊張する面持ちがなんとも言えませんでした。
ご両親は握りのコースを召し上がられて、息子くんはお好みで。
「大将、いくらお願いします」
おー、さすがです。今は新物のいくらですからね。自家製のいくら醤油漬け、はいお待ち!
「美味しいです!」
と目を白黒。
「鮪、お願いします」
楽山の鮪はね。鮪専用のシャリで握ってるんよ。はい、お待ち!
「シャリが全然、違う、美味しいです!」
わかってまんがな。
「大将、玉子お願いします」
昨日は、玉子焼きをその場で見せてあげようと,、その前のお客様で使い切っちゃって、玉子を焼くところをライブで見せてあげました。歩荷さんの卵を🥚その場で6個割って(片手で割ったら、すごいって)、出汁と合わせる。ジャーって焼くわけですよ。焼きたてを出したら、お父さんもお母さんもボクちゃんも大喜び。
嬉しいねぇ。
なんで、寿司屋になりたいかって言うと、みんなが美味しく食べてるのを見たいからだそうです。
調理師学校では、和食や寿司屋を目指す子は激減。イタリアンやフレンチ、パティシエを希望する子が本当、多いそうです。だって、そっちのがかっこいいもんね。
お母さんにはどうすればいいかって聞かれたんですけど、まだ小学校4年生。全く慌てることはありません。本人の気が変わる可能性も大だし。
私の修行時代の話もして、楽しい時間を過ごさせていただきました。
子供に憧れられる仕事してるってなんて幸せなんでしょう。
「ご馳走さまでした。美味しかったし学びになりました」
ペコんと頭を下げる姿に思わず涙が出そうになりました。
高校生ぐらいだったら、バイトでもしてもらうんだけど、小学生じゃねぇ笑笑
また、会える日を楽しみにしています。