
まいどくだらないブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
昔から「男の楽しみ」というのがございまして、まぁ「呑む、打つ、買う」ですとか「後ろに柱 前に酒 左右に女 懐に銭」なんて言葉もございますな。近頃では「草食系男子」なんてことを申しまして若干、様相が変わってきましたが…。
「カウンターで酒を呑む」これも粋な楽しみだと思われます。すし屋ですとか割烹料理店のカウンターで美味い肴と美味い酒、ベッピンな女将にでもお酌して呑む酒は格別でございます。
客 「おう、ごめんよ」
板前 「いらっしゃいませ、いやぁ寒い中よくご来店くださいました。ささ、こちらのほうへ」
客 「悪いねぇ、何かい?そっちの席のが温くいんかい?気が利くねぇ」
板前 「いえ、そこから隙間風が吹き込みまして、あっしが寒いんです。そこ座ってもらえると暖かいんで…」
客 「なんだよ、気が利くと思ったら、俺はお前の風除けか!まぁいいや、酒一本つけとくれ、熱燗でな」
板前 「へい、承知しました」
客 「美味いねぇ、五臓六腑に染み渡るねぇ。親父、なんかアテをもらおうか、美味い白身が食いてぇな」
板前 「白身ですか。今日はいろいろございます。何にいたしましょう?」
客 「いろいろあるってか。うれしいねぇ。さぞ吟味したネタなんだろな。で、何があるんだい?寒の時季だから平目かなんかかい?」
板前 「ええ、白身は今日の白身に昨日の白身、一昨日の白身、一週間前の白身…」
客 「そんなもん、食えるか!えらい店に来ちまったな。今日のだ、今日の。一番いい白身食わせろ!」
板前 「はいはい、わかりました。で、唐揚げにします?」
客 「一週間前のか!刺身だ刺身。今日の刺身が食いたいの」
板前 「へい、なら平目を造りで出しましょうか」
客 「あるんだったら、さっさと出せや。薄造りでポン酢でな。縁側と酢橘も添えろよ」
板前 「へい」
客 「美味いねぇ。ちゃんと吟味してるじゃねぇか。これは常磐産かい?近頃は養殖モンが出回って美味い白身を出す店が少なくなっちまったからなぁ。で、親父、お前んとこは養殖じゃないだろうな」
板前 「滅相もございません。うちは「和食」でございます」
おあとがよろしいようで…。
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